旅のドイツ語会話


今回の旅行で一番の懸案だったのが、ドイツ語をどうするかでした。
ドイツ語なんて「グーテンモルゲン」「グーテンターク」くらいしか知りませんでした。事前にNHKの「ドイツ語会話」をビデオ録画して勉強しようかと思いテキストも買いましたが、結局何もせず。ダイソーで買った100円のドイツ語会話本も「現地で読もう」と思って家に忘れて・・・。


で、そんな状況でドイツへ行きましたが、ほとんど問題はありませんでした。


まず、ホテルでは基本的に英語だけです。フロントもレストラン(朝食)でも英語のみ。意思疎通にはほとんど困りませんでした。
ホテル以外でも英語は通じます。現地の人は若い人だけでなくて結構年配の人でもカタコト英語は通じました。


逆に通じなかったのは意外とマクドナルドだったり、駅のちょっとした売店だったり。トルコ系の人は英語話さないのかな。まあ、気合と指差しで何とかなりましたけど。


どうせドイツ語勉強したってベラベラレベルにはなれないんだし、付け焼刃的なドイツ語で話しかけてドイツ語で返されたってわからないんだから、英語で通せばいいと思います。ドイツ人もホテルを除いては英語はカタコトでしたから(と言っても自分よりよっぽど達者でしたが)、逆にそっちの方が通じちゃうものです。イギリスを英語で旅行するよりよっぽど意思疎通できたかも。


ただ、まったく知らないで行くのは失礼なので基本的な挨拶程度は覚えました。それでも「ダンケシェーン(どうもありがとう)」「チュース(さよなら)」「ビッテ(どうぞ)」くらいしか使いませんでした。「entschuldigen(すみません)」も覚えようと思いましたが、発音が難しかったので断念。「ソーリー」「エクスキューズミー」で通させてもらいました。


ドイツ語はとにかく発音が難しいし単語が長いという印象。バスに乗るときはその度に運転士さんに降りるバス停の名前をメモしたものを見せていました。普通に話しても絶対に通じそうにないです。売店でもメニューを英語読みしたら全然通じなかったし・・・。


ということでドイツ旅行でも基本的には英語で、挨拶は出来るだけドイツ語で、困ったら筆談で、ということでいいと思います。

ドイツはPerfectHostだった?

日本で開催された時、イングランド人が「Perfect Host Japan」と書いたイングランド旗を示してくれて話題になりましたが、さて僕にとってドイツはPerfect Hostだったか?ほぼ「Perfect Host」といったところです。

  • サッカーが根付いている国であること
  • スタジアムなどの施設が素晴らしいこと
  • 交通インフラがしっかりしていること
  • ホスト国が強いこと(勝ちあがっていること)
  • 観光スポットがあること

これらの基本的な条件がすべてそろっているのですから、ホスト国としては文句の言い様がありません。
その他、カタコト英語が通じたり、食事が口にあったりすることもよかったです。


そういった意味で日本開催はどうだったのかなあ?と考えてみたり。サッカー文化は根付いていないし、ホスト国はベスト16(韓国はベスト4だったけど)。
逆に次の南アフリカはどうなのか?これらの条件をあまり満たしていない気がしますが。


とにかく、サッカーが盛んである国であると言う条件はかなり重要なことだと現地で感じました。地元の人たちの外国人に対する意識が随分違うと思うので。たしかにおば様とかサッカーには関心のなさそうな人もいましたけど。


・・・ということで最近では南アフリカ辞退してくれないかなあ、2010年もヨーロッパでやってくれないかなあ。出来ればドイツで!」なんて思ったりもしています。
っていうか、本当に南アで出来るの?ラグビーワールドカップの実績はあるけど・・・。


それだけの魅力がドイツ大会にはありました。そういう結論に至った顛末も追々。

ここからは反省会

11日間の旅の記録が終わりました。誤字脱字などちょこちょこ編集するかもしれませんが。
旅の記録は「Deutschland」というカテゴリーにまとめましたので、それだけ興味がある方はどうぞ。

ここからは反省会です。旅の反省、日本代表についての検討、ワールドカップの再考などなど。
カテゴリーは「Review」とします。

それにしても準々決勝も壮絶でした。
ドイツはまさにゲルマン魂。ウクライナはオーストラリアやスイスなどと並んでグッドルーザーでした。

第11日目(6/24ケルン-アムステルダム)

いよいよ最終日。朝起きたら9時過ぎ。スケジュールでは7時8時には起きて朝食食べて10時にはチェックアウトするつもりだったけど、これじゃ朝食食べている暇ない。
と言うことで食事せず荷造り。あまり買い物をしていないつもりでもなぜかいっぱいになっちゃうんだな。ということでシャツやら靴下やら洗濯物はスーツケースに入れずに買い物で貰ったビニールバックに入れ、ガムテープでグルグル巻きにして別荷物にしました。最悪盗まれても無くしてもいいし。


荷造りを終えてフロントへ。フロントで清算。ここで朝食について聞かれる。おいおい、別料金だったのか。4泊して2日だけ食べたことを告げる。口頭申告でいいのか…。
カードで清算してホテルを出る。フロントのお姉さんに「チュース」と言ったら笑顔だった。結構クールな感じで怖かったんだけど、笑ってくれてよかったわ。


バスでボン中央駅へ。そしてケルンへ。ケルンで足りないお土産を買ってそこからICEでオランダへ向かうため。
ボンで昨日と同様にケルンへ行く切符を買う。昨日は行きは1.30ユーロ、帰りは6.10ユーロだったため、もう一度自動券売機の前にいたお姉さんに聞いてみると…やはり6.10ユーロでした。そりゃそうか。バスの初乗りが1.30ユーロでそれと同じ値段でケルンへいけるわけない。でも6.10ユーロというのも極端に高いな。それにしても昨日お姉さんが買ってくれた切符はなんだったのか・・・。
腹ごしらえのためにプレッツェルと水を買って普通列車に乗る。スーツケースなどデカイものは客車内には入れちゃダメなので、座席には座らず出入り口にスーツケースを置いてそこに腰掛ける。するとなんと。車掌が検札に来ました。ICEやICでは検札が当たり前ですが、REやRBでは初めてでした。あるんだな。


ケルンへ到着。自分が予約したICEは14時過ぎの出発。あと2時間以上ある。
まずはICEの運賃を払わないと。予約しかしていないから。自動券売機に並ぶ。前のお兄さん、地元の人みたいだけど手際悪いなー。と5分くらい待って僕の番。待っている間に近くにいた職員に「この券売機、50ユーロ使えますか?」と聞いたら使えるとの事。まだ手元に50ユーロが何枚か残っていたので早く消費しちゃいたかったのです。券売機でケルンからスキポールまで、2等で禁煙で…みたいに指定して最後にお金を入れる。50.40ユーロと言うことで2枚の50ユーロを使おうと画策。1枚は入る。でも2枚目を入れようとすると戻ってきちゃう。おかしいな。1枚しかダメなのかな。と思っていたら後ろにいたドイツ人オヤジがイライラした言い方で「アザー、アザー(other)」と言ってくる。え?アザーじゃ分からんよ。アザーサイド(裏表?方向?)かアザーマネー(違う紙幣)なのか。もう一度別のサイドで入れてみたらやはり拒否された。後ろのオヤジがアザーアザーとうるさいので5ユーロ札を入れたらチケットが発券されました。
それにしてもまったくうるさかったな。券売機の行列待ちを見ているとどんなに待っても待たされても文句を言ったり言われたりする光景はここまで見てこなかっただけに、別にお金を入れる段階でほんのちょっとモタモタしただけでこれほど言われるとはね。


で、次は荷物を預ける。コインロッカーに預けようと思って荷物の標識のある場所に行ったら、なんと日本では見かけないロッカーでした。コントロールの画面とシャッターがあるだけ。説明を読むと「4ユーロを投入するとシャッターが開くので荷物を入れる。荷物を入れ終わったらOKボタンを押す。シャッターが閉まったらカードが出るのでそれをとる」とのこと。荷物を受け取る時はカードを投入するとシャッターが開いて荷物が出るということ。分かりやすく言うと立体駐車場みたいなもの?
説明どおりにお金入れて、荷物(スーツケースとビニールバック)を入れて、OKボタンを押したら荷物がウイーンとどこかに運ばれていきました。カードを貰ってOK。


さて身軽になったのでここからお土産探しへ。
まずはサッカー仲間へのサッカー系のお土産を。ある程度安価で、誰にでも使ってもらえそうなもの…として目星をつけていたのがカレンダー。来年のですが・・・。もちろん休日はドイツの休日表示。七夕の短冊くらいの小さいサイズで3ユーロほど。バージョンとしてはドイツ代表、歴代ドイツ代表、ワールドカップのスター選手のバージョンがあり、結構大量に購入しました。懸案の50ユーロ札はここで消費。あとレジ前にあったドイツ国旗のタトゥーシールもいいなと思って店員さんに「いくら?」と聞いたら「タダ」ということで10枚ほど頂きました。カレンダーたくさん買ったからいいよね。


駅構内をブラブラ。すると既にパブでドイツ人が盛り上がり。今日はドイツの試合の日ですから。パブ以外でも盛り上がり。ビットブルガーの5リットル缶から直接ビールを注いで盛り上がるドイツバカも・・・。

駅の中で今度はチョコレートでも買おうかと思いましたが、どうせチョコ買うならチョコレート博物館にもで行ってみようということでライン川方面へ。
ライン川沿いを歩いているとおっさんに声をかけられる。最初ドイツ語でなんだかわからなかったのですが、途中から英語に。アンケートというか調査だと言うこと。
こういう人結構いました。スタジアム周りとか駅周りに。「どこから来ました?」「目的はワールドカップ?」「スタジアムへは行きやすかった?」「雰囲気はどうだった?」などなど。英語でコミュニケーション出来てよかった…。


でしばらく歩いてチョコレート博物館へ。ここは製造工程なども見られるということでしたが時間も限られているのでお土産だけ買って帰ることに。でも、結構迷いますね。あの人この人、あいつこいつと…チョコレート自体はそんなに高くないのでちょっと多めに買っちゃったかな。まあ、足りないよりはいいですから。


そんなこんなでケルン中央駅に帰ってくる。まだ時間があるので最後の食事。本当はパブで一杯と思いましたが、既にドイツ人が占拠していたのでとなりの軽食屋で定番のソーセージ+パンとケルッシュ。食事後、駅構内のスーパーみたいなところで水とスナックを購入。

ここで見つけた変なもの。なんとソーセージの瓶詰め!これ買って行きたかったのですが、狂牛病対策か肉製品は帰国時に税関で没収されるらしく断念。でも、そのソーセージを食べまくっていた僕らは…。ドイツでなら食ってもいいけど、日本に入れちゃいけないというのもね。


あとボルヴィックアップル。自分は結局オレンジ味しか試しませんでしたが、やはり水源からそのままボトリングしていると言われるボルヴィックに味がついているのは不思議。


そろそろICEの時間。スーツケースをロッカーから取り出してホームへ。そして乗車。結構一杯だったので予約しておいて良かったなーと思いつつ自分の席を探すと窓側で通路側にはドイツ人のおじさん。一度立ってもらって奥へ。腰をおろして座って「さて水でも飲むかー」とさっき買った水のペットボトルをあけたら・・・ブシュー!っておい!これガス入りかい!見たこともない銘柄だったのに油断していました。水がちょっととなりのおじさんにかかってしまったので平謝り。特に怒られることもなく良かった…。タオルを取り出して「使いますか?」と聞きましたが「いいよ」とのこと。ボトルをしばらく落ち着けてからもう一度キャップをあけて今度は普通に飲めました。
次の駅はデュッセルドルフだったのですが、ここで結構降りていきましたね。おじさんも降りていったのでもう一度謝罪。そこからは結構寝入ってしまいました。途中車掌に起こされて検札。腰にオレンジのマフラーぶら下げていたのでオランダに入ったことを実感。しかし寝ぼけていた為か、切符じゃなくて時刻表を印刷したものを渡しちゃったりして・・・。


実際にICEに乗っていたのは2時間半。これで50ユーロですか。新幹線に比べると断然安い。で、スキポール空港へ行くには終点のアムステルダムではなくDuivendrechtという駅で乗り換え。その駅に到着する直前にアムステルダム・アレナが見れました。
Duivendrecht駅はそれほど大きくないのですが、新しい感じの駅です。駅の表示や電車の色などドイツとはちがく、オランダであることをまた実感。
スキポール行きの列車に乗り15分くらいで空港へつきます。スキポールへ着くと外にある大きめなビジョンでドイツvsスウェーデンが放送されているところでした。


さて初めてのスキポール。出国まで3時間ほどありましたがさっさと荷物を手放したいのでチェックインすることに。ケルンで買ったチョコレートもビニールバックにまとめてガムテープで荷造り。スーツケースと2つのビニールバックを預けることにしました。
チェックインカウンターに行くとJALのカウンターは3つ。開いている列に行くと多分オランダ人の女性。日本語は話せない模様。でも「ツウロガワ?マドガワ?」だけは日本語で聞いてきました。通路側をお願いすると…なんだか「フル」とか言ってくる。え?フルって満席のこと?もしかして帰れないの?ちょっと意図がわからず日本語と英語ごっちゃにして聞く。
「日本にいる時JALに聞いたら帰りのリコンファームはいらないって言ってたよ」などなど。帰れないんじゃ困るのでちょっとイラついてしまったんだけれど、よく聞くとその人は空港の職員でJALの職員じゃないみたいだし、かなり恐縮しているのであまり言うのもかわいそうだと思ってやめました。なにやら電話をして席を調べてくれているみたい。これがオーバーブッキングと言うやつか。もしかしたらビジネス乗れるかも…といやらしい期待も。
電話の返事待ちの間に荷物を預ける。しかしビニールバックは「ボックスじゃないからダメ」らしい。そうなんだ。ヒースローじゃJALでもこの状態でOKだったけど。そうしたらそのオランダ人女性がダンボールを持ってきてくれて「これに入れてください」と。おお、親切だな。あと念のため、「この荷物はチョコレートですけど、溶けないですよね?」と聞いたら「貨物室の中は寒いので大丈夫」と。ちなみに荷物の総重量は20キロ以上になっていました。来る時のスーツケースは13キロくらいでしたから随分と増えたものです。
電話を待っている間、ちょっと話をする。さっき僕がちょいイラついたみたいに結構キツイ客多いんじゃないかと思って「仕事大変じゃないですか?」と言ったら「とても楽しいですよ」だって。出来てるね、この人は。
程なくして折り返しの電話。どうやら座席が取れたみたい。エコノミーで(笑)。で、搭乗券を出してもらう。イライラした自分にも親切にしてくれたので「親切にありがとう」と言ってチェックイン終了。


外にいても仕方ないのでそのまま出国審査。はんこ押して終わり。係りの人が「アリガトウ」だって。
で、空港内をうろうろ。スキポールはエアポートシティとか言うニックネームがあるみたいで確かにデカイ。驚いたのはカジノがあること。オランダなら合法なんでしょうけど。自分はホットスポットを見つけてインターネットをやることに。有料で30分6ユーロと24時間10ユーロの2コース。随分極端な価格設定だね。あまり時間に縛られるのも嫌なので後者を選択。メールチェックやニュースチェックをしたりしたら1時間くらいあっという間。その後、軽く食事。外はまだ明るいけど実際には夕食の時間なんだな。で、オランダ来たのだから…とハイネケンとピザ。


そろそろ登場時間なのでゲートへ行く。ゲートへ行くと、おお!先ほどのオランダ人女性が今度はチケットもぎってる。「また会いましたね、さようなら」的な話をして今度はボディチェック。ここはゲートごとにあるのか。リュックはそのまま、財布などはトレーに乗せて自分はゲートを通過しようと思ったら「ブー」。首から提げてたメモリオーディオを指摘される。それを外してもう一度…「ブー」。なんだ?と思ったら尻ポケットにデジカメが。それを外してもう一度ゲートに行こうと思ったら「行かないでいいよ」と言われて男の担当者から入念にボディチェックされる。結果OK。


ということで無事機上の人となったのでした。ギャレーの近くでうるさかったけど…。

第10日目(6/23ケルン)

今日はフランスvsトーゴ戦を観戦です…ファンフェストで。


朝起きたのはもう12時前。熱っぽいのは疲れからか?それともただ部屋が暑かったのか。朝食時間はもう過ぎているので、ここで初めてカロリーメイト。あと水。
明日のオランダ行きの時刻やメールチェックなどをネットでしてから外に出たのは15時くらいでした。ロビーでチェックインしてきた日本の方と鉢合わせ。「昨日は残念でしたね」みたいな。


今日の予定はボンやケルンで観光することでしたが、ボンで観光する時間はなくなってしまいました。まず、駅近くのG-JAMPSへ。しかし12時で終わりましたという張り紙が。カフェはやっていましたので食べようかと思いましたが思いのほか高いし、キリンのビールなら日本に帰れば飲めるのでいいやとあきらめ駅へ。


まずは明日のICEの座席予約だけしておこうと。ケルンからオランダの良くわからない街まで。本当は窓口で予約しようとしたのですが、自動券売機が使えることを知りチャレンジ。結構簡単に取れましたが、券売機の動きは遅い、いわゆる「重い」ってやつです。予約代は3.00ユーロでしたが、あとから気づいた。もうジャーマンレイルパスないんだ。おまけに国境越えだし。運賃は別途支払わないと。それは明日で良し。


今日はまず、1FCケルンのファンショップへ行くためにケルンへ。中央駅ではなくライン川を挟んだ向こう側にあるとの情報を得たので、そこまでの切符を購入。近郊列車の自販機はさっきのものとは違うものだったので駅員のお姉さん(かわいいけど笑顔なし)に行きたい駅を教えて買ってもらって購入。1.30ユーロ。で、ケルンへ。ケルンの中央駅でさらに別の近郊列車に乗るのですが・・・。間違えて反対方向行きのに乗っちゃった。次の駅で降りて逆方面行きの電車に乗ります。時間もったいなかったな。
で、目的の駅で降りると近くに大きな通りがあったのでそちらへ行ってみる(地図で調べておけばよかった)。大きな通りに出たら女性のおまわりさんが駐車禁止かなにかの仕事をしていたのですが、場所聞いちゃいました。そうしたら道の反対側にあるショッピングセンターにあるとのこと。おまけに多分ファーストフロア(2階)、と階まで教えてくれました。ありがとう。
で目的地のケルンファンショップに到着。だだっ広いわりには物が少ないなあ。期待していた昨シーズンのユニフォームのディスカウントもたいしたことがなく、めぼしいものがないので退散。ちなみにドイツではどこへ行ってもユニフォームの値段が65ユーロな気がします。


ショッピングセンターをウロウロするといろいろなお土産になるものもありました。各国のユニフォームを着ている10センチくらいのゴレオ君人形が2.99ユーロで売っていました。でも元々は8.95ユーロ。人気ないのかな。それをお土産にしようと思いましたが、男に人形あげても仕方ないし、女性でもサッカーに興味なければ仕方ないので一応ドイツ仕様のゴレオ君を2つ買いました。欲しいと言う人にあげよう。
あと、ショッピングセンターには各国のユニフォーム着たマネキンが並んでいたのですが、なぜか日本だけ裸!別に敗退したからと言うわけではないと思います。他の国は着ていたから。地元の男の子と目があったので「Im Japanese」と言いながら裸のマネキンをポンポンと叩いたら、ちょっと無視されたとです…。


さて今度は地下鉄?路面電車?(最初は地下走っていたのにいきなり路面電車になった)に乗ってもう一度ライン川の反対側の中心地へ。地下鉄の運賃、多分足りていたと思うんだけど、足りていなかったらごめん。その路線で中央駅方面に行き、広場のある駅で降りる。ここからスタジアムへ行くフランス人たちが乗ってくるので僕のテンションも上がり気味です。本当はスタジアムに行きたかったんだけど、昨日書いたようにやっぱりフランス人やトーゴ人、ドイツ人に譲るか、ということでうらやましいと思いながらファンフェストへ行くことに。


で、それまでの間はお土産探し。まずは女性陣向けにオーデコロン。オーデコロンは「ケルンの水」という意味のケルン名物だそうで。「地球の歩き方」にものっていた「4711」とかいうお店へ。他の日本人客もいたり、どこかの国の取材も入っていて、有名なお店みたい。でもこういう匂い系ってどうなのかな。好き嫌いもあると思うので、ミニボトル10個が入って11ユーロのものと、においつきのティッシュ?リフレッシュメントとか書いてあったものをいくらか購入。欲しいという人にあげよっと。僕自身は使わないので。
そう言えばショッピングセンターで売り子さんに「ワールドカップ記念の香水買いませんか?20ユーロで。」と声をかけられましたが、自分自身は使わないので断りました。どうやって断っていいかわからなかったので「私は日本人で、ほとんどの日本人男性は香水は使わないんですよ」と言って。これってあってますよね?


そのあとケルンの中心の歩行者天国へ。ここもすごい人。このあたりからフランス人が騒ぎ出す。あと、ドイツ人にも半官びいきというものがあるのか、それもと日韓大会のカメルーンのお騒がせ振りと同様トーゴもお騒がせのためか、ドイツのフランスに対する敵対感か、ドイツ人にはトーゴの方が人気。
当日僕は2002年に買ったドイツ代表のTシャツを着ていたのですが(ここまで着る機会がなかったので)、歩行者天国を歩いていたら「ハーイ、ジャーマニー!」と言ってスーツを着た2人組に声を掛けられる。どこかのお店の店員さんかな。話に言ったら「アーユーコリアン?」だって。また韓国人疑惑だよ。そんなキムチ顔じゃないのに。「いやいや日本人だよ」「そう、昨日は残念だったね」「君はドイツ人?」「いやイタリア人だよ」。ドテー!なんだそれ。確かにイタリア国旗の3色のシリコンバンドしていたわ。何でスーツ姿だったのかは不明。仕事で来ていたのかな。それにしても今日はいろいろな外国人と話をしたなあ(後述)。


さらに南へ。先ほど路面電車を降りた駅のほうに戻り、ライン川方面に行くとファンフェストの会場がある(ケルンには2箇所あってそのうちのひとつ)。もう結構盛り上がっているのだけれど、一番のバカはあの長いフランスパンもって応援しているフランス人(笑)。バカです。他にも何人かフランスパン持っている人いたけど。


自分はそこから戻ってもうひとつのケルン駅に近い方のファンフェストへ。でも街をブラブラしていたらちょっと迷っちゃったのでライン川に出ることに。川を基点にすれば道(通り)を探しやすいので。と言うことでライン川沿いを歩いていると日本代表のユニフォームを着たドイツ人を発見。挨拶に行くとなんと日本語を話してきました。ドイツで外国人と日本語で会話をするのは不思議な感じです。聞いたら横浜に2年ほど住んでいたとのこと。別れ際に「ダンケシェーン、チュース(ありがとう、さようなら)」と言うところをチュースではなく「ビッテ」(どうぞ=Please)と言ってしまいました。頭が日本語モードだったので油断していました・・・。で恥ずかしかったので、わざわざ彼の元へ戻って言い直し。あとはついでで道も聞いちゃいました。


そこからさらにウロウロ。そろそろ夕飯が食べたい。そこでまた「地球の歩き方」に載っていた「ブラウハウス・ジオン」というビアホール?へ。ソーセージが有名だと言うこと。入り口や外の席は満員だったけど、奥のでっかいホールはガラガラでした。まだ早かったかな。ホールには大型ビジョンがあって、試合前のレポートが放送されていました。
ケルンのビールはケルッシュとか言うそうで、メニューを見たらありました。200MLで1.50ユーロ。細長いグラスで出てきて何杯も飲むそうな。あとソーセージのメニュー。「ソーセージのメニューはどれですか?」とウエイターのオヤジに聞いたら「これ」と教えてくれましたので、それを注文。あとからちゃんとメニューを読むと、ソーセージ1/4メーター(25センチ)とフライドポテト、サボイキャベツとのこと。先にビール。うーん、うまい(本当はよく分からない)。で、次に出てきたのが料理。凄いなこれ。ソーセージだけ別の木皿に乗ってきた。フライドポテトはフレンチフライじゃなくてジャーマンポテトのポテトがカリッとしている感じ。サボイキャベツはキャベツのクリーム煮って感じ。久々にまともな料理を食べたので感動。途中でビールが切れたのでビールを追加。で、料理が切れたらウエイターのオヤジが「おわり?」と聞いて皿を下げに来ました。ビールが残っていたので「いや、まだビールがあるよ」と言ってビールのグラスを指差したら…ビールがもう一杯来てしまいました。ハハ。ま、いっか。


お勘定は席で。オヤジを呼んで勘定を頼んで15ユーロ渡す。「おつりはいいよ」とここで初めてチップ(今まで渡していなかった…渡すようなお店にも入っていなかったけど)。そしたら今まで仏頂面だったオヤジもにっこり。お店を出る際にも顔があって挨拶。現金なオヤジだなあ〜。


さて、駅に近い方のファンフェスト会場へ。この前のイングランド戦の時は入れなかったけど、今回は入れました。でもすげーボディチェック。お土産品がリュックに入っていたのでいろいろ調べられる。「スーベニール、スーベニール」と言ってパス。会場はあまり広くなく、元々は石畳の広場みたいなところなのでみんな立っています。座り席は5ユーロとの事で有料。試合まではしばらく時間があったのでまたビールを飲んだり水飲んだり…。
で、困っちゃったのが自分の格好。ドイツ代表Tシャツを着ていたのですが、これじゃ何人か分からない。韓国人と間違えられたら大変だ!ということでカバンを漁ったら日本代表のタオルマフラーがあったので首に巻く。ちゃんとJAPANが見えるように。これなかったら本気で「Im not Korean」ってダンボールに書いて持とうかと思っていました。


会場はドイツ人(トーゴ応援が多め)、フランス人が多く、スイス人やトーゴ人は少なめ。明らかな韓国人は見ませんでした。日本人は多かったですね。ケルンやボンを拠点としている人が多いのでしょう。


で、試合開始。とにかくフランスとスイスに突破してもらいたかったのでフランス応援しましたよ。途中トイレへ…出てきたら日の丸を貼り付けたうちわを持ったフランス人を発見したので話する。彼曰く「日本大好き、日本行きたい、日本最高!」だそうです。その理由は「アニメ最高、漫画最高!」だって。そっちかい!まあ、でもいいわ。
そのあとも移動しながらモニター(試合)見たり、移動したり、写真撮ったりしていたら…「お前はBVBファンか?」と写真に写りこんでくるドイツ人。なんでかと思ったら、デジカメに貼り付けていたボルシア・ドルトムント(BVB09)のシールを見て話しかけてきたようです。「いや、そういうわけじゃないけど、昨日試合を見にドルトムントに行ったんだよ」「お前日本人か?日本から試合見に来たのか?」「そうだよ」「すげーな!」いや、凄くないだろ、そんなのたくさんいるよ…と思いながら会話。一応ドイツのTシャツ見せて「ドイツ応援しているからね!」と言っておきました。


試合はフランスが2ゴールで勝利。ゴールが決まるたびにライトがピカピカしてまぶしいです。ちなみに韓国vsスイスの結果は字幕でちょっと出るだけですが、スイスが勝っているのを見て喜んでいるのは僕ぐらいだったかな…。トーゴは負けましたが、トーゴ人は楽しそうでした。既に敗退していたこともあるんでしょうけど、ワールドカップに出られるだけでも嬉しかったのかな。日本は既に出ることが義務ですが、アフリカは未だに群雄割拠ですから。アフリカは決して世代交代があったわけではなくて、今後もカメルーンやナイジェリア、南アやエジプト辺りとやりあわないといけないんでしょうしね。


試合終了。ケルン中央駅に戻ります。パスがないので切符買わないといけません。ということでチケットを買おうとすると…あれ?おかしい。6.10ユーロって?そんなにするわけないじゃん。いろいろなボタン押してもそれより安い値段は出てこない。おかしいな、困ったな。そうこうしているうちに23:38の電車の時間が迫ってくる。意を決して切符を買っていたフランスのシャツを着ていたおじさんに「時間ありますか?」と話しかけて切符の買い方を教えてもらう。そうしたらやはり6.10ユーロだった。「ちょっと高いと思うんですけど」と聞くと「うーん、そうかな。ワールドカップの編成だからかも」と言っていましたが…。おじさんありがとうと言ってホームにダッシュ
ホームには列車が止まっているものの扉が閉まっている。扉のボタンを押したら開くはずなんだけど・・・開かない!駅員からは離れろといわれるし…。くそー、なんてこった!間に合わなかった。次の列車は23:56。これならボン中央駅からのナイトバスに間に合うな…と思ったら10分遅れだって!ガッデム!気合で間に合わせろ!とイライラしながら待っていたら、定刻どおり来ました。グッジョブDB!でその列車に乗ったらタラタラ運行。途中で止まったりなんだこれ。これじゃナイトバスに間に合わないよー。ナイトバスの運賃不明ながらも一応昼間と同じ1.30ユーロを握り締めておいたのに、完全に諦め途中からコインはポケットに。で、5分くらい送れてボンに到着すると…お、バス待ってるじゃん!ということでホームからダッシュ!同じ境遇の人もいて何人かダッシュしていました。バスの番号とバス停は調べておいたのでそのバスに乗る。運ちゃんに行きたいバス停のメモを見せると昼間と同じ1.30ユーロでした。そのあともしばらく鉄道駅のほうを見て走ってくる人がいないことを確認してから出発。ちゃんと待ってくれるようです。
バス出発。昼間の経路とは別でどこを走っているのか分からず不安でしたが、途中で乗ってきたおばさんが「XXX行く?」と僕が降りたかったバス停の名前を言ってくれたこと、あと運ちゃんのすぐそばに立っていたら運ちゃんが操作する機械に次のバス停名が表示されていたので、間違うことなく無事ホテルの近くで降りることが出来ました。


ホテル到着は1:00ころ。シャワーを浴びて、翌日チェックアウトなので荷造りをして就寝。


>>>第11日目へ続く
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