第10日目(6/23ケルン)

今日はフランスvsトーゴ戦を観戦です…ファンフェストで。


朝起きたのはもう12時前。熱っぽいのは疲れからか?それともただ部屋が暑かったのか。朝食時間はもう過ぎているので、ここで初めてカロリーメイト。あと水。
明日のオランダ行きの時刻やメールチェックなどをネットでしてから外に出たのは15時くらいでした。ロビーでチェックインしてきた日本の方と鉢合わせ。「昨日は残念でしたね」みたいな。


今日の予定はボンやケルンで観光することでしたが、ボンで観光する時間はなくなってしまいました。まず、駅近くのG-JAMPSへ。しかし12時で終わりましたという張り紙が。カフェはやっていましたので食べようかと思いましたが思いのほか高いし、キリンのビールなら日本に帰れば飲めるのでいいやとあきらめ駅へ。


まずは明日のICEの座席予約だけしておこうと。ケルンからオランダの良くわからない街まで。本当は窓口で予約しようとしたのですが、自動券売機が使えることを知りチャレンジ。結構簡単に取れましたが、券売機の動きは遅い、いわゆる「重い」ってやつです。予約代は3.00ユーロでしたが、あとから気づいた。もうジャーマンレイルパスないんだ。おまけに国境越えだし。運賃は別途支払わないと。それは明日で良し。


今日はまず、1FCケルンのファンショップへ行くためにケルンへ。中央駅ではなくライン川を挟んだ向こう側にあるとの情報を得たので、そこまでの切符を購入。近郊列車の自販機はさっきのものとは違うものだったので駅員のお姉さん(かわいいけど笑顔なし)に行きたい駅を教えて買ってもらって購入。1.30ユーロ。で、ケルンへ。ケルンの中央駅でさらに別の近郊列車に乗るのですが・・・。間違えて反対方向行きのに乗っちゃった。次の駅で降りて逆方面行きの電車に乗ります。時間もったいなかったな。
で、目的の駅で降りると近くに大きな通りがあったのでそちらへ行ってみる(地図で調べておけばよかった)。大きな通りに出たら女性のおまわりさんが駐車禁止かなにかの仕事をしていたのですが、場所聞いちゃいました。そうしたら道の反対側にあるショッピングセンターにあるとのこと。おまけに多分ファーストフロア(2階)、と階まで教えてくれました。ありがとう。
で目的地のケルンファンショップに到着。だだっ広いわりには物が少ないなあ。期待していた昨シーズンのユニフォームのディスカウントもたいしたことがなく、めぼしいものがないので退散。ちなみにドイツではどこへ行ってもユニフォームの値段が65ユーロな気がします。


ショッピングセンターをウロウロするといろいろなお土産になるものもありました。各国のユニフォームを着ている10センチくらいのゴレオ君人形が2.99ユーロで売っていました。でも元々は8.95ユーロ。人気ないのかな。それをお土産にしようと思いましたが、男に人形あげても仕方ないし、女性でもサッカーに興味なければ仕方ないので一応ドイツ仕様のゴレオ君を2つ買いました。欲しいと言う人にあげよう。
あと、ショッピングセンターには各国のユニフォーム着たマネキンが並んでいたのですが、なぜか日本だけ裸!別に敗退したからと言うわけではないと思います。他の国は着ていたから。地元の男の子と目があったので「Im Japanese」と言いながら裸のマネキンをポンポンと叩いたら、ちょっと無視されたとです…。


さて今度は地下鉄?路面電車?(最初は地下走っていたのにいきなり路面電車になった)に乗ってもう一度ライン川の反対側の中心地へ。地下鉄の運賃、多分足りていたと思うんだけど、足りていなかったらごめん。その路線で中央駅方面に行き、広場のある駅で降りる。ここからスタジアムへ行くフランス人たちが乗ってくるので僕のテンションも上がり気味です。本当はスタジアムに行きたかったんだけど、昨日書いたようにやっぱりフランス人やトーゴ人、ドイツ人に譲るか、ということでうらやましいと思いながらファンフェストへ行くことに。


で、それまでの間はお土産探し。まずは女性陣向けにオーデコロン。オーデコロンは「ケルンの水」という意味のケルン名物だそうで。「地球の歩き方」にものっていた「4711」とかいうお店へ。他の日本人客もいたり、どこかの国の取材も入っていて、有名なお店みたい。でもこういう匂い系ってどうなのかな。好き嫌いもあると思うので、ミニボトル10個が入って11ユーロのものと、においつきのティッシュ?リフレッシュメントとか書いてあったものをいくらか購入。欲しいという人にあげよっと。僕自身は使わないので。
そう言えばショッピングセンターで売り子さんに「ワールドカップ記念の香水買いませんか?20ユーロで。」と声をかけられましたが、自分自身は使わないので断りました。どうやって断っていいかわからなかったので「私は日本人で、ほとんどの日本人男性は香水は使わないんですよ」と言って。これってあってますよね?


そのあとケルンの中心の歩行者天国へ。ここもすごい人。このあたりからフランス人が騒ぎ出す。あと、ドイツ人にも半官びいきというものがあるのか、それもと日韓大会のカメルーンのお騒がせ振りと同様トーゴもお騒がせのためか、ドイツのフランスに対する敵対感か、ドイツ人にはトーゴの方が人気。
当日僕は2002年に買ったドイツ代表のTシャツを着ていたのですが(ここまで着る機会がなかったので)、歩行者天国を歩いていたら「ハーイ、ジャーマニー!」と言ってスーツを着た2人組に声を掛けられる。どこかのお店の店員さんかな。話に言ったら「アーユーコリアン?」だって。また韓国人疑惑だよ。そんなキムチ顔じゃないのに。「いやいや日本人だよ」「そう、昨日は残念だったね」「君はドイツ人?」「いやイタリア人だよ」。ドテー!なんだそれ。確かにイタリア国旗の3色のシリコンバンドしていたわ。何でスーツ姿だったのかは不明。仕事で来ていたのかな。それにしても今日はいろいろな外国人と話をしたなあ(後述)。


さらに南へ。先ほど路面電車を降りた駅のほうに戻り、ライン川方面に行くとファンフェストの会場がある(ケルンには2箇所あってそのうちのひとつ)。もう結構盛り上がっているのだけれど、一番のバカはあの長いフランスパンもって応援しているフランス人(笑)。バカです。他にも何人かフランスパン持っている人いたけど。


自分はそこから戻ってもうひとつのケルン駅に近い方のファンフェストへ。でも街をブラブラしていたらちょっと迷っちゃったのでライン川に出ることに。川を基点にすれば道(通り)を探しやすいので。と言うことでライン川沿いを歩いていると日本代表のユニフォームを着たドイツ人を発見。挨拶に行くとなんと日本語を話してきました。ドイツで外国人と日本語で会話をするのは不思議な感じです。聞いたら横浜に2年ほど住んでいたとのこと。別れ際に「ダンケシェーン、チュース(ありがとう、さようなら)」と言うところをチュースではなく「ビッテ」(どうぞ=Please)と言ってしまいました。頭が日本語モードだったので油断していました・・・。で恥ずかしかったので、わざわざ彼の元へ戻って言い直し。あとはついでで道も聞いちゃいました。


そこからさらにウロウロ。そろそろ夕飯が食べたい。そこでまた「地球の歩き方」に載っていた「ブラウハウス・ジオン」というビアホール?へ。ソーセージが有名だと言うこと。入り口や外の席は満員だったけど、奥のでっかいホールはガラガラでした。まだ早かったかな。ホールには大型ビジョンがあって、試合前のレポートが放送されていました。
ケルンのビールはケルッシュとか言うそうで、メニューを見たらありました。200MLで1.50ユーロ。細長いグラスで出てきて何杯も飲むそうな。あとソーセージのメニュー。「ソーセージのメニューはどれですか?」とウエイターのオヤジに聞いたら「これ」と教えてくれましたので、それを注文。あとからちゃんとメニューを読むと、ソーセージ1/4メーター(25センチ)とフライドポテト、サボイキャベツとのこと。先にビール。うーん、うまい(本当はよく分からない)。で、次に出てきたのが料理。凄いなこれ。ソーセージだけ別の木皿に乗ってきた。フライドポテトはフレンチフライじゃなくてジャーマンポテトのポテトがカリッとしている感じ。サボイキャベツはキャベツのクリーム煮って感じ。久々にまともな料理を食べたので感動。途中でビールが切れたのでビールを追加。で、料理が切れたらウエイターのオヤジが「おわり?」と聞いて皿を下げに来ました。ビールが残っていたので「いや、まだビールがあるよ」と言ってビールのグラスを指差したら…ビールがもう一杯来てしまいました。ハハ。ま、いっか。


お勘定は席で。オヤジを呼んで勘定を頼んで15ユーロ渡す。「おつりはいいよ」とここで初めてチップ(今まで渡していなかった…渡すようなお店にも入っていなかったけど)。そしたら今まで仏頂面だったオヤジもにっこり。お店を出る際にも顔があって挨拶。現金なオヤジだなあ〜。


さて、駅に近い方のファンフェスト会場へ。この前のイングランド戦の時は入れなかったけど、今回は入れました。でもすげーボディチェック。お土産品がリュックに入っていたのでいろいろ調べられる。「スーベニール、スーベニール」と言ってパス。会場はあまり広くなく、元々は石畳の広場みたいなところなのでみんな立っています。座り席は5ユーロとの事で有料。試合まではしばらく時間があったのでまたビールを飲んだり水飲んだり…。
で、困っちゃったのが自分の格好。ドイツ代表Tシャツを着ていたのですが、これじゃ何人か分からない。韓国人と間違えられたら大変だ!ということでカバンを漁ったら日本代表のタオルマフラーがあったので首に巻く。ちゃんとJAPANが見えるように。これなかったら本気で「Im not Korean」ってダンボールに書いて持とうかと思っていました。


会場はドイツ人(トーゴ応援が多め)、フランス人が多く、スイス人やトーゴ人は少なめ。明らかな韓国人は見ませんでした。日本人は多かったですね。ケルンやボンを拠点としている人が多いのでしょう。


で、試合開始。とにかくフランスとスイスに突破してもらいたかったのでフランス応援しましたよ。途中トイレへ…出てきたら日の丸を貼り付けたうちわを持ったフランス人を発見したので話する。彼曰く「日本大好き、日本行きたい、日本最高!」だそうです。その理由は「アニメ最高、漫画最高!」だって。そっちかい!まあ、でもいいわ。
そのあとも移動しながらモニター(試合)見たり、移動したり、写真撮ったりしていたら…「お前はBVBファンか?」と写真に写りこんでくるドイツ人。なんでかと思ったら、デジカメに貼り付けていたボルシア・ドルトムント(BVB09)のシールを見て話しかけてきたようです。「いや、そういうわけじゃないけど、昨日試合を見にドルトムントに行ったんだよ」「お前日本人か?日本から試合見に来たのか?」「そうだよ」「すげーな!」いや、凄くないだろ、そんなのたくさんいるよ…と思いながら会話。一応ドイツのTシャツ見せて「ドイツ応援しているからね!」と言っておきました。


試合はフランスが2ゴールで勝利。ゴールが決まるたびにライトがピカピカしてまぶしいです。ちなみに韓国vsスイスの結果は字幕でちょっと出るだけですが、スイスが勝っているのを見て喜んでいるのは僕ぐらいだったかな…。トーゴは負けましたが、トーゴ人は楽しそうでした。既に敗退していたこともあるんでしょうけど、ワールドカップに出られるだけでも嬉しかったのかな。日本は既に出ることが義務ですが、アフリカは未だに群雄割拠ですから。アフリカは決して世代交代があったわけではなくて、今後もカメルーンやナイジェリア、南アやエジプト辺りとやりあわないといけないんでしょうしね。


試合終了。ケルン中央駅に戻ります。パスがないので切符買わないといけません。ということでチケットを買おうとすると…あれ?おかしい。6.10ユーロって?そんなにするわけないじゃん。いろいろなボタン押してもそれより安い値段は出てこない。おかしいな、困ったな。そうこうしているうちに23:38の電車の時間が迫ってくる。意を決して切符を買っていたフランスのシャツを着ていたおじさんに「時間ありますか?」と話しかけて切符の買い方を教えてもらう。そうしたらやはり6.10ユーロだった。「ちょっと高いと思うんですけど」と聞くと「うーん、そうかな。ワールドカップの編成だからかも」と言っていましたが…。おじさんありがとうと言ってホームにダッシュ
ホームには列車が止まっているものの扉が閉まっている。扉のボタンを押したら開くはずなんだけど・・・開かない!駅員からは離れろといわれるし…。くそー、なんてこった!間に合わなかった。次の列車は23:56。これならボン中央駅からのナイトバスに間に合うな…と思ったら10分遅れだって!ガッデム!気合で間に合わせろ!とイライラしながら待っていたら、定刻どおり来ました。グッジョブDB!でその列車に乗ったらタラタラ運行。途中で止まったりなんだこれ。これじゃナイトバスに間に合わないよー。ナイトバスの運賃不明ながらも一応昼間と同じ1.30ユーロを握り締めておいたのに、完全に諦め途中からコインはポケットに。で、5分くらい送れてボンに到着すると…お、バス待ってるじゃん!ということでホームからダッシュ!同じ境遇の人もいて何人かダッシュしていました。バスの番号とバス停は調べておいたのでそのバスに乗る。運ちゃんに行きたいバス停のメモを見せると昼間と同じ1.30ユーロでした。そのあともしばらく鉄道駅のほうを見て走ってくる人がいないことを確認してから出発。ちゃんと待ってくれるようです。
バス出発。昼間の経路とは別でどこを走っているのか分からず不安でしたが、途中で乗ってきたおばさんが「XXX行く?」と僕が降りたかったバス停の名前を言ってくれたこと、あと運ちゃんのすぐそばに立っていたら運ちゃんが操作する機械に次のバス停名が表示されていたので、間違うことなく無事ホテルの近くで降りることが出来ました。


ホテル到着は1:00ころ。シャワーを浴びて、翌日チェックアウトなので荷造りをして就寝。


>>>第11日目へ続く
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