報告終了

更新は久しぶりですが未だにドイツが忘れられない僕。
Jリーグも始まったし就職活動もぼちぼち始めたのですが、未だに夢から覚めないと言うか。
と言うわけではないですが、家でジャーマンポテトを作ってみました。このブログもネタ切れですね、ハハ…。

というわけで報告は以上です。ドイツまた行きたいなあ。

ドイツのワイヤレスLAN事情2006

ドイツへはパソコンを持ち込んでワイヤレスLANにてインターネットアクセスを試みました。その顛末を。


アウグスブルクのホテル

M3-Connectのサービスを利用。

ホテルの部屋にあったパンフレットを読むとフロントでカードを購入して…と書いてありましたが、実際にブラウザでアクセスするとクレジットカード番号を打ち込めばオンラインで決済できたのでそれを利用。プランはいくつかあったものの、5時間9.00ユーロのビジネスプランを選択。好きなときに接続してトータル5時間経ったら終わりです。
しかし、なぜかPCからの接続は出来ず。PSPで接続したらOK。廊下に無線LANのアンテナがあったから廊下に出たものの接続できず・・・。ホテルのロビーに行ったら接続できましたが、結構重くてイライラ・・・。なんだったのか。一応チェックアウトする時のアンケートに「PCで接続できなかったよ」との旨を書いておきました。
さて、PSPでは接続できたので閲覧する程度では不自由せず。ただ、残り時間をカウントするブラウザ画面を閉じてしまうと接続が切れてしまいます。PSPタブブラウザとして使用できるのでひとつの画面は残り時間を表示するタブにして、あとの2つのタブでネットの画面を表示。たまに自動的にタブが残り時間をカウントする画面に切り替わってしまったりしてそれはチョット不便でした。
あと、PCで接続したときも残り時間をカウントする画面が開くのですが、ブラウザが異常終了した場合もう一度ログインしなおさなければならないので、ブラウザで接続したら別にもうひとつブラウザを起動してそちらで閲覧しました。


ボンのホテル

T-Mobileのサービスを利用。

これはイギリスでも使ったのでだいたいのことは分かっていました。普通にブラウザでアクセスしてプランを選んでクレジットカード番号を入れてOK。プランは15分2.00ユーロ、1時間8.00ユーロなどありますが、これはカウントが始まったら途中で切って再接続したりはできません。例えば3時間のプランを3日に分けて1時間ずつ使うことは出来ません。これは不便。なので僕は15分コースで何度かアクセスしていたのですが、クレジットカード番号を入力しようとしたら「このカードは使いすぎです」というメッセージが。1日のうちに同じカードを使える上限があるのかな。まあ、それらを除けば速度とかは問題なしでした。


DBの駅やICEで

DBの主要な駅およびICEにもHotspotのステッカーが張ってあり、T-Mobileのサービスが使えます。でもこれは最初からT-Mobileなどのアカウントをもっていないとダメみたいです。


スキポール空港(オランダ)

オランダのスキポール空港にもホットスポットがあってインターネットが使えます。ここもカード番号を入力してサービスを受けますが、人が多い外でクレジットカード番号を入力するのはチョットいやですね。30分6ユーロと24時間10ユーロの2コース。


アタックに注意

ボンとスキポールで2度ほど外部からアタックを受けました。自分はノートパソコンにファイアウォールを設定していたのでそれが分かりましたが、結構怖いものです。いまだセキュリティソフトを使わない人がいますが、ワイヤレスLANを使うならこういった設定は必須です。

盛り上がったファンフェスト

結局、スタジアムでの観戦はチケットを持っていた2試合のみだったものの、それ以外の日はファンフェスト会場で試合を観戦しました。
行ったのは以下のとおり。

その他、ドルトムントでもファンフェスト会場近くを通ってスタジアムへ行きました。ボンやアウグスブルクも開催地ではありませんが街中の広場でパブリックビューイングをやっていました。(ドイツは市の中心部でも広場があるのが凄いと思います。)


★印が付いているのは、実際に試合が行われた都市のファンフェスト会場。こういったところは特に盛り上っていました。
シュツットガルトで試合前に大騒ぎしていたオランダ人やゲルゼンキルヘンでチケットがなくファンフェスト会場に集まったメキシコ人が印象的です。


当初は自分もダフ屋からチケットを購入して会場で見たかったのですが、結局1試合もトライしませんでした。わざわざ高いチケット買ってスタジアムで試合を見なくても、ファンフェストで十分に楽しめると判断した為。今考えると勉強のために1試合はダフ屋からチケット買っておけばよかったかなとも思うのですが、まあそれほど後悔はしていません。


ファンフェスト会場でもショップ、売店(ビールや軽食)などはスタジアムと同じようにありました。スポンサーなどの規制がゆるい分、スタジアムより種類は豊富でした。また、各国のサポーターといろいろと交流をもてたのもファンフェスト。スタジアムへ行ったらあんなにいろいろな人と話できなかったと思うので、やはりファンフェストを選んだのは正解でした。


2002年の時にこういうイベントあったっけ?と考えたのですが記憶にありません。まあ平日は仕事で週末はスタジアム、という感じだったので気づかなかっただけかも。スタジアムとかでパブリックビューイングとかはありましたが、それと今回のファンフェストはちょっと違うかなー?あと日本では今回もスタジアムや屋内でのイベントがあったようだけど…違うんだよなー。


例えば夏に屋外で歌手がライブをやったりしますが(僕は行ったことないけど…)あんな感じで。屋外の広いところで大画面を設置してワーワー盛りあがれるのが理想。韓国のパブリックビューイングは悔しいけど凄いですよね。あんな感じになれればいいんだけど…土地がない?そうかな。代々木公園とかお台場、葛西臨海公園とか使えないものか?
スタジアムでもいいんだけど、いくらスタジアムのビジョンが大きいからといっても、さすがに客席から見るには遠すぎる(小さすぎる)。なんだか14インチくらい位のテレビでサッカーを見ている感じ。少なくともピッチレベルに客を入れてピッチ上にでかいビジョンを設けてやって欲しい。テレビでしか見たことないけど、歌手のスタジアムライブってそういうことやってるでしょ?(SMAPとか)
屋内とかはナンセンスかな。時差の問題で日本で夜に放送があるときには屋外ではやりにくいのはわかるんですが。


ワールドカップに限らず、オリンピックとかでもいいのでそういうのやってくれないものでしょうか。自分にそれだけの力や裁量があればやりたいくらいですよ。


あと不思議なのが、なんで外国人はいくら酒飲んでも酔っ払わないのか?あまり酔いつぶれたり、酔って人に迷惑をかけるような人は見ませんでした(フーリガンとかは…あれは酒がなくても暴れるし)。酒を飲んでも陽気度が増す程度。酒に対する耐性が強いのかな。日本だと酒の勢いで騒いだり人に迷惑かける人間が多いような気がします。クロアチア戦後の渋谷はバカ騒ぎだったらしいですしね(勝ったわけでもないのに)。ああいうのはヤダ。


【追記】
あのUGさんのところでもファンフェストに触れられていたので僭越ながらTBさせていただく…と思ったらサーバエラーが発生したので、とりあえずリンクさせていただく。

■ヨーロッパに行くとJFA電通を憂いてしまう
http://soccerunderground.com/blog/archives/000723.html

"THANK'S FOR BEING OUR GUESTS"

終わってしまいました、ワールドカップ
この1ヶ月、濃かったなーと思います。会社を辞めて、ドイツへ行って、帰ってきてからもほぼドイツ時間でテレビで観戦して…。そろそろ自分も現実に戻らないといけませんね。
でも未だに「地球の歩き方」を見たり、DBのサイトを見ながら脳内旅行を楽しんでいますが…。*1


なんとなく後味の悪い決勝となってしまいましたが、大会全体を通してみると非常に盛り上がったいい大会だったと思います。それもこれもドイツというサッカーが盛んな土地で大会が行われ、ドイツ代表も3位という好成績が残せたからでしょう。
その3位決定戦で映されていた「THANK'S FOR BEING OUR GUESTS」のメッセージ。これはドイツ人からのメッセージだと思うのですが、だとしたら嬉しいことです。こちらこそ「THANK'S FOR BEING OUR HOST」って感じです。


サッカーのことでドイツ人から学んだこと、いろいろあったなーと思います。せっかく現地に行ったのですから、それを自分なりに伝えていかないと思いました。こういったブログのような形でも現実の話でも。
日本のファンはまだサッカーを楽しむ事に対して能動的というより受動的に感じます。マスコミや協会のレールに敷かれてそれに乗っかって楽しんでいるに過ぎない。もっと自分たちから楽しむようなスタイルを作っていかないと、サッカーを見て楽しむ文化というものは日本で育たないと思います。

*1:カーンが現役中にミュンヘンに行きたい。あと今回行けなかったベルリンにも。

滞在中の格好は?

大会期間中、どういう格好で外出すべきかというのは当初懸案でしたが、やはり日本代表を応援しに行っているならそれが分かる格好で行った方が断然よかったということ。旅慣れているわけでもないし、ビビリーな自分は日本人であることをアピールするような格好は危険じゃないかと思っていて初めの方は普通の格好をしていたけれど、サッカーを見に行って逆に普通の格好のほうが浮いていたかも。


試合日以外でも日本代表のユニフォームなどを着ることで断然周りの食いつきが違っていろいろな人(外国人も日本人も)と話が出来たし、最初からそうしていればと反省。
また、そういったことが出発以前に分かっていれば古いモデルのユニフォームとかもっと持って行ったのに。結局あちらでもう1枚、日本代表のレプリカを買ってしまいました。
海外のサポーターを見てもいつも自分の国のユニフォームやシャツを着ていました。街歩きでも当該国ではない試合でも。


とりあえず「不都合がない限りは自分の応援しているチーム(ほとんどの場合自国でしょうけど)のシャツやグッズを身に着けるべきだな〜」というのが個人的な結論です。


ちなみに自分の応援している以外のチーム(日本以外)のシャツなどを着ることはどうなのでしょう?これも個人的に感じたことですが、歓迎されるとは限らないと思います。国によるのかもしれませんが。
自分はドイツのユニフォームやTシャツ着て歩きましたけど、残念ながらドイツ人から絡まれるということはありませんでした(イタリア人には絡まれたけど、韓国人と勘違いされた)。街歩きでの事でしたからスタジアムに行けばもう少し違っていたのかもしれませんけど。でも前述のとおり、今後はそういう機会があっても他国のシャツを着ることはないと思います。


また、代表チームではなくクラブチームのユニフォームなどを着ることは?これも個人的な感想ですが「浮いちゃう」と思います。街歩きはともかく、特にスタジアムでは。


残念なのがこういった反省が生かせる機会がしばらく先になるであろう事。ワールドカップは4年先でアフリカだ南米だでは見に行くことは現実的には難しいですし。アジアカップでは今回のような盛り上がりが感じられるかは疑問。オリンピックなら多少は雰囲気似ているかな。でも北京で日本代表の格好していたら…怖い。ロンドンならいいかも。
ということで今後そういう機会があればデフォルトは日本代表のシャツで、あとは現地の状況を見ながら…ということです。

ボン市民の反応と日本代表の「壁」

日本代表が拠点としたボン。ボンではさぞや「Willkommen Japan!!」と熱烈歓迎されるかと思いきや…意外とそう感じられる事はありませんでした。ちょっと過剰に期待していたようです。

日記の方でも書いてきましたが、開催都市のお祭り騒ぎに比べると静かな雰囲気で多少の物足りなさを感じました。ドイツ戦があった日はドイツの勝利に喜んで騒いだり、ドイツ以外の試合でも街頭にテレビを出して酒などを飲みながら熱心に見入ってはいたのですが。

報道陣とサポーターの情報拠点ともなったG-JAMPSも、ボン市内の練習場もほとんどが日本人で、地元のドイツ人は5%くらいだったんじゃないでしょうか。結局、「ワールドカップには興味があるけど、日本代表にはあまり興味ないよ」という感じでしょうか。


なにやら報道によると日本代表はボンで市民との交流をあまり持たなかったらしい。大会前のニュースでしたが「これはいかがなものか」と感じました。4年前は日本で各国代表がキャンプを張っていろいろな交流を持ってたのに。

ボン市民がっかり選手交流なし
http://germany2006.nikkansports.com/paper/p-sc-tp3-20060607-0015.html

自分自身、以前から今の代表とファンの間に壁があるような気がしていました。国内最終戦スコットランド戦でも最後の挨拶はなし。「ファンに開かれた代表」なんて大義名分を掲げながら。
福島での練習もボンでの練習も公開しましたが、見せるだけでは…。ボンで練習見に行った時も最後そろって挨拶でもしてくれたのかな?最後までいなかったのでわからないけど。三々五々、ロッカーに引き上げていったように見えたんだけど。
クロアチア戦の時も全員メインスタンド方面には挨拶行くのにバックスタンド方面まで挨拶に来てくれたのは三都主だけだった。
そういうところを総合的に見ていくと…なんか壁を感じたし、チーム自体もまとまっていないのかなという印象も。


マスコミは「トルシエ時代は非公開だったけど、ジーコは公開した」と4年前を引き合いに出していましたが、練習を公開すればいいのか?と感じました。
僕から言わせれば4年前の方がよっぽど国民と代表チームの気持ちは強く結ばれていたと思います(日本開催ということもあったと思いますが)。この差は何なのかなあ?よく分からないけど。


ボンではブラジル戦の翌日に市庁舎を表敬訪問したらしいですが、随分とお疲れの様子でしたね。サインを求めるボンの人たち(日本人もいましたが)に対応していたのも数人だったようで。
ボンの人たちに日本代表はどう写ったのかなあ?それでなくても日本人は無表情で何考えてるんだか分からないといわれるのに、あんなお疲れの表情でサインにも応じないでバスに乗っちゃうとは。
SAMURAI BLUE」だなんだと旗を配っておきながら、彼らはボン市民、ドイツ国民に侍魂を見せつけることが出来たのか?


トルシエといえば、99年のワールドユースではトルシエ監督が選手を引き連れて地元ナイジェリアの孤児院を訪れた、という話を思い出しました。今回もそういうところに行けばよかったのに…というわけではないのですが、日本を代表していったメンバーがボンに何も残せられなかったらそれはとても寂しい。1勝でもすれば最高のプレゼントだったのに。


まあ、ボン市民の正直な気持ちを聞いて回ったわけではないのでホンネのところは分からないのですが、ブラジル戦の朝、ホテルの女性スタッフから「試合見に行くの?私も日本の幸運を祈っている(クロスフィンガー)からね」と言われたのが今となってはちょっとした救いです。

各国サポーターウォッチング

  • ドイツ

なんといってもまずはドイツ。ドイツのサポーターはドイツの試合のある日は朝から騒いでいました。
勝てば勝ったで大盛り上がりで車は箱乗りするし、クラクションうるさいし、旗ブンブン振り回すしで結構盛り上がっていました。まあ、当然でしょうけど。
でも全体的に男連中ばかりで女性(特にオバサン)は普通だったかなあ。その辺りは世界共通かな。
ちょっと悲しかったのはドイツが試合のあった日、ドイツのシャツ着ていたのにドイツ人は誰も絡んでくれませんでした。外国人構っている場合じゃなかったんでしょうね。

  • オランダ

シュツットガルトのオランダ人@ファンフェスト。街は全面オレンジで昼間からビールのみまくってるし、声はでかいし、正直最初は怖かったのですが、全然危険ではありませんでした。パワフルという感じでした。
ブラスバンドなども出現して楽しんでいるという感じです。
電車揺らしたり、車揺らしたり、立ちションしたり、バカっぷりも披露。

  • オーストラリア

オージーはホテル、街などいたるところで遭遇しましたが、非常にフレンドリーでした。同じ組のよしみとでもいいますか、勝者の余裕か、こっちからも声をかけやすい感じです。
普通の格好だと怪訝そうな感じでしたが、日本のシャツを着ていたり、自分が日本人だと言ったりするととてもフレンドリーで下手な英語も聞いてくれました。
オーストラリアは久々のワールドカップでしたが、みんな楽しみ方を知っている感じです。欧州在住の豪州人が多かったのか、それとも元来の国民性なのか。彼らとならAFCでも仲良くやっていけそうです。

ニュルンベルクで出会ったクロアチアファンはほとんど男。街でビール飲みながら盛り上がっていましたが、オランダ人よりはおとなしい感じ。
試合中は結構熱い。試合のあとは友好的。ユニフォーム交換しようと何度言われたことか。次の試合があったので全部断ってしまったのはメンボクない。
ミルコ・クロコップの名前を出すと喜びます。

  • ブラジル

至るところで出会ったブラジル人。半分いい人、半分嫌な人って感じです。少なくとも日本との試合が終わるまではいい印象がなかったです。
団体が多いせいかなんだか自分たちだけで盛り上がっていて、日本には興味ないと言わんばかり。道で目があっても無視って感じが多い。
ドルトムントでたくさんのブラジル人に会って少しは彼らを見る目も代わったけど、やはりどこか合いいれない?
象徴的なのがこの写真。ただ喜んでいるのか、笑われているのか…。

  • メキシコ

ゲルゼンキルヘンのメキシコ人@ファンフェスト。何でこんなにいるんだってくらい多い。
特に怖い感じということもなく、とにかく陽気に楽しんでいる感じ。ラテンのノリというのはこれか!

  • フランス

ケルンのフランス人@ファンフェスト。結構普通かなあ…。お行儀はいい感じでしたよ。

  • スイス

ドルトムントのスイス人。頼んでもいないのに(笑)スタジアムへの行き方を教えてくれました。ありがとう。

  • アルゼンチン

勝利に喜び、ハイタッチを求めてきたアルヘン@シュツットガルト。僕の前の人がやらなかったせいか、僕がやったら喜んでくれたのが印象的。


主に近くでたくさんウォッチングできたのはこれくらいでしょうか。
とりあえずドイツで出会った各国サポーター(サッカーを見に来たと思われる人)は一部ブラジル人を除けば悪い印象はなかったですね。