第11日目(6/24ケルン-アムステルダム)

いよいよ最終日。朝起きたら9時過ぎ。スケジュールでは7時8時には起きて朝食食べて10時にはチェックアウトするつもりだったけど、これじゃ朝食食べている暇ない。
と言うことで食事せず荷造り。あまり買い物をしていないつもりでもなぜかいっぱいになっちゃうんだな。ということでシャツやら靴下やら洗濯物はスーツケースに入れずに買い物で貰ったビニールバックに入れ、ガムテープでグルグル巻きにして別荷物にしました。最悪盗まれても無くしてもいいし。


荷造りを終えてフロントへ。フロントで清算。ここで朝食について聞かれる。おいおい、別料金だったのか。4泊して2日だけ食べたことを告げる。口頭申告でいいのか…。
カードで清算してホテルを出る。フロントのお姉さんに「チュース」と言ったら笑顔だった。結構クールな感じで怖かったんだけど、笑ってくれてよかったわ。


バスでボン中央駅へ。そしてケルンへ。ケルンで足りないお土産を買ってそこからICEでオランダへ向かうため。
ボンで昨日と同様にケルンへ行く切符を買う。昨日は行きは1.30ユーロ、帰りは6.10ユーロだったため、もう一度自動券売機の前にいたお姉さんに聞いてみると…やはり6.10ユーロでした。そりゃそうか。バスの初乗りが1.30ユーロでそれと同じ値段でケルンへいけるわけない。でも6.10ユーロというのも極端に高いな。それにしても昨日お姉さんが買ってくれた切符はなんだったのか・・・。
腹ごしらえのためにプレッツェルと水を買って普通列車に乗る。スーツケースなどデカイものは客車内には入れちゃダメなので、座席には座らず出入り口にスーツケースを置いてそこに腰掛ける。するとなんと。車掌が検札に来ました。ICEやICでは検札が当たり前ですが、REやRBでは初めてでした。あるんだな。


ケルンへ到着。自分が予約したICEは14時過ぎの出発。あと2時間以上ある。
まずはICEの運賃を払わないと。予約しかしていないから。自動券売機に並ぶ。前のお兄さん、地元の人みたいだけど手際悪いなー。と5分くらい待って僕の番。待っている間に近くにいた職員に「この券売機、50ユーロ使えますか?」と聞いたら使えるとの事。まだ手元に50ユーロが何枚か残っていたので早く消費しちゃいたかったのです。券売機でケルンからスキポールまで、2等で禁煙で…みたいに指定して最後にお金を入れる。50.40ユーロと言うことで2枚の50ユーロを使おうと画策。1枚は入る。でも2枚目を入れようとすると戻ってきちゃう。おかしいな。1枚しかダメなのかな。と思っていたら後ろにいたドイツ人オヤジがイライラした言い方で「アザー、アザー(other)」と言ってくる。え?アザーじゃ分からんよ。アザーサイド(裏表?方向?)かアザーマネー(違う紙幣)なのか。もう一度別のサイドで入れてみたらやはり拒否された。後ろのオヤジがアザーアザーとうるさいので5ユーロ札を入れたらチケットが発券されました。
それにしてもまったくうるさかったな。券売機の行列待ちを見ているとどんなに待っても待たされても文句を言ったり言われたりする光景はここまで見てこなかっただけに、別にお金を入れる段階でほんのちょっとモタモタしただけでこれほど言われるとはね。


で、次は荷物を預ける。コインロッカーに預けようと思って荷物の標識のある場所に行ったら、なんと日本では見かけないロッカーでした。コントロールの画面とシャッターがあるだけ。説明を読むと「4ユーロを投入するとシャッターが開くので荷物を入れる。荷物を入れ終わったらOKボタンを押す。シャッターが閉まったらカードが出るのでそれをとる」とのこと。荷物を受け取る時はカードを投入するとシャッターが開いて荷物が出るということ。分かりやすく言うと立体駐車場みたいなもの?
説明どおりにお金入れて、荷物(スーツケースとビニールバック)を入れて、OKボタンを押したら荷物がウイーンとどこかに運ばれていきました。カードを貰ってOK。


さて身軽になったのでここからお土産探しへ。
まずはサッカー仲間へのサッカー系のお土産を。ある程度安価で、誰にでも使ってもらえそうなもの…として目星をつけていたのがカレンダー。来年のですが・・・。もちろん休日はドイツの休日表示。七夕の短冊くらいの小さいサイズで3ユーロほど。バージョンとしてはドイツ代表、歴代ドイツ代表、ワールドカップのスター選手のバージョンがあり、結構大量に購入しました。懸案の50ユーロ札はここで消費。あとレジ前にあったドイツ国旗のタトゥーシールもいいなと思って店員さんに「いくら?」と聞いたら「タダ」ということで10枚ほど頂きました。カレンダーたくさん買ったからいいよね。


駅構内をブラブラ。すると既にパブでドイツ人が盛り上がり。今日はドイツの試合の日ですから。パブ以外でも盛り上がり。ビットブルガーの5リットル缶から直接ビールを注いで盛り上がるドイツバカも・・・。

駅の中で今度はチョコレートでも買おうかと思いましたが、どうせチョコ買うならチョコレート博物館にもで行ってみようということでライン川方面へ。
ライン川沿いを歩いているとおっさんに声をかけられる。最初ドイツ語でなんだかわからなかったのですが、途中から英語に。アンケートというか調査だと言うこと。
こういう人結構いました。スタジアム周りとか駅周りに。「どこから来ました?」「目的はワールドカップ?」「スタジアムへは行きやすかった?」「雰囲気はどうだった?」などなど。英語でコミュニケーション出来てよかった…。


でしばらく歩いてチョコレート博物館へ。ここは製造工程なども見られるということでしたが時間も限られているのでお土産だけ買って帰ることに。でも、結構迷いますね。あの人この人、あいつこいつと…チョコレート自体はそんなに高くないのでちょっと多めに買っちゃったかな。まあ、足りないよりはいいですから。


そんなこんなでケルン中央駅に帰ってくる。まだ時間があるので最後の食事。本当はパブで一杯と思いましたが、既にドイツ人が占拠していたのでとなりの軽食屋で定番のソーセージ+パンとケルッシュ。食事後、駅構内のスーパーみたいなところで水とスナックを購入。

ここで見つけた変なもの。なんとソーセージの瓶詰め!これ買って行きたかったのですが、狂牛病対策か肉製品は帰国時に税関で没収されるらしく断念。でも、そのソーセージを食べまくっていた僕らは…。ドイツでなら食ってもいいけど、日本に入れちゃいけないというのもね。


あとボルヴィックアップル。自分は結局オレンジ味しか試しませんでしたが、やはり水源からそのままボトリングしていると言われるボルヴィックに味がついているのは不思議。


そろそろICEの時間。スーツケースをロッカーから取り出してホームへ。そして乗車。結構一杯だったので予約しておいて良かったなーと思いつつ自分の席を探すと窓側で通路側にはドイツ人のおじさん。一度立ってもらって奥へ。腰をおろして座って「さて水でも飲むかー」とさっき買った水のペットボトルをあけたら・・・ブシュー!っておい!これガス入りかい!見たこともない銘柄だったのに油断していました。水がちょっととなりのおじさんにかかってしまったので平謝り。特に怒られることもなく良かった…。タオルを取り出して「使いますか?」と聞きましたが「いいよ」とのこと。ボトルをしばらく落ち着けてからもう一度キャップをあけて今度は普通に飲めました。
次の駅はデュッセルドルフだったのですが、ここで結構降りていきましたね。おじさんも降りていったのでもう一度謝罪。そこからは結構寝入ってしまいました。途中車掌に起こされて検札。腰にオレンジのマフラーぶら下げていたのでオランダに入ったことを実感。しかし寝ぼけていた為か、切符じゃなくて時刻表を印刷したものを渡しちゃったりして・・・。


実際にICEに乗っていたのは2時間半。これで50ユーロですか。新幹線に比べると断然安い。で、スキポール空港へ行くには終点のアムステルダムではなくDuivendrechtという駅で乗り換え。その駅に到着する直前にアムステルダム・アレナが見れました。
Duivendrecht駅はそれほど大きくないのですが、新しい感じの駅です。駅の表示や電車の色などドイツとはちがく、オランダであることをまた実感。
スキポール行きの列車に乗り15分くらいで空港へつきます。スキポールへ着くと外にある大きめなビジョンでドイツvsスウェーデンが放送されているところでした。


さて初めてのスキポール。出国まで3時間ほどありましたがさっさと荷物を手放したいのでチェックインすることに。ケルンで買ったチョコレートもビニールバックにまとめてガムテープで荷造り。スーツケースと2つのビニールバックを預けることにしました。
チェックインカウンターに行くとJALのカウンターは3つ。開いている列に行くと多分オランダ人の女性。日本語は話せない模様。でも「ツウロガワ?マドガワ?」だけは日本語で聞いてきました。通路側をお願いすると…なんだか「フル」とか言ってくる。え?フルって満席のこと?もしかして帰れないの?ちょっと意図がわからず日本語と英語ごっちゃにして聞く。
「日本にいる時JALに聞いたら帰りのリコンファームはいらないって言ってたよ」などなど。帰れないんじゃ困るのでちょっとイラついてしまったんだけれど、よく聞くとその人は空港の職員でJALの職員じゃないみたいだし、かなり恐縮しているのであまり言うのもかわいそうだと思ってやめました。なにやら電話をして席を調べてくれているみたい。これがオーバーブッキングと言うやつか。もしかしたらビジネス乗れるかも…といやらしい期待も。
電話の返事待ちの間に荷物を預ける。しかしビニールバックは「ボックスじゃないからダメ」らしい。そうなんだ。ヒースローじゃJALでもこの状態でOKだったけど。そうしたらそのオランダ人女性がダンボールを持ってきてくれて「これに入れてください」と。おお、親切だな。あと念のため、「この荷物はチョコレートですけど、溶けないですよね?」と聞いたら「貨物室の中は寒いので大丈夫」と。ちなみに荷物の総重量は20キロ以上になっていました。来る時のスーツケースは13キロくらいでしたから随分と増えたものです。
電話を待っている間、ちょっと話をする。さっき僕がちょいイラついたみたいに結構キツイ客多いんじゃないかと思って「仕事大変じゃないですか?」と言ったら「とても楽しいですよ」だって。出来てるね、この人は。
程なくして折り返しの電話。どうやら座席が取れたみたい。エコノミーで(笑)。で、搭乗券を出してもらう。イライラした自分にも親切にしてくれたので「親切にありがとう」と言ってチェックイン終了。


外にいても仕方ないのでそのまま出国審査。はんこ押して終わり。係りの人が「アリガトウ」だって。
で、空港内をうろうろ。スキポールはエアポートシティとか言うニックネームがあるみたいで確かにデカイ。驚いたのはカジノがあること。オランダなら合法なんでしょうけど。自分はホットスポットを見つけてインターネットをやることに。有料で30分6ユーロと24時間10ユーロの2コース。随分極端な価格設定だね。あまり時間に縛られるのも嫌なので後者を選択。メールチェックやニュースチェックをしたりしたら1時間くらいあっという間。その後、軽く食事。外はまだ明るいけど実際には夕食の時間なんだな。で、オランダ来たのだから…とハイネケンとピザ。


そろそろ登場時間なのでゲートへ行く。ゲートへ行くと、おお!先ほどのオランダ人女性が今度はチケットもぎってる。「また会いましたね、さようなら」的な話をして今度はボディチェック。ここはゲートごとにあるのか。リュックはそのまま、財布などはトレーに乗せて自分はゲートを通過しようと思ったら「ブー」。首から提げてたメモリオーディオを指摘される。それを外してもう一度…「ブー」。なんだ?と思ったら尻ポケットにデジカメが。それを外してもう一度ゲートに行こうと思ったら「行かないでいいよ」と言われて男の担当者から入念にボディチェックされる。結果OK。


ということで無事機上の人となったのでした。ギャレーの近くでうるさかったけど…。