第6日目(6/19ミュンヘン)

今日はミュンヘンへ。ミュンヘンは僕のサッカーファン暦の発端。ダイヤモンドサッカーで放送されていたマテウスボレーシュートを見てはじめてサッカーに興味を持ったのです。それ以来、バイエルンは応援しています。今はそれほど熱心でもないけど、発端であることには変りありません。


今日はホテルを出たあとで ホテル前にあるインターネットカフェで友達からのメールや昨日の試合の評価などをチェック。でも日本語が入力できないしUSBメモリも使えなかったのが残念。


アウグスブルクからはICEで30分ほどですが、ちょうどうまい具合にICEがなかったので快速で移動。それでも50分くらいでミュンヘンの中央駅へ付きます。
ミュンヘンは昨日ブラジルとオーストラリアの試合があったこともあり、ブラジル人とオージーがかなりいました。あと、今日シュツットガルトで試合のあるスペイン人も。はよシュツットガルト行けよ(笑)。オランダ人ならとっくにシュツットガルトでビールを浴びている時間だよ。


駅前の通りをまっすぐ行くとカールシュタットシュポルトというスポーツ用品店があるのですが、この大会のオフィシャルグッズはここが版権を持っているそうな。マッチデイTシャツもここのブランド。あとはもちろんアディダスやナイキ、プーマといったメーカーのグッズもあります。
まずここで買ったのは昨日も言ったように日本代表のタイ製レプリカユニ。れっきとしたアディダス製ですが、やはり日本製のオーセンティックと比べるとなんか違うんだよなー。結局勢いで買っちゃいました。そしてそのまま着ちゃいました。ミュンヘンの街を代表ユニで歩いていた人は何人か見ましたが、その一人は僕です。
あと買ったのが「KAHN+10」Tシャツ。アディダスは+10キャンペーンをやっていますがその一環のデザイン。カーンは控えだけどやはり好きな選手なのでこれは買わなければと。あとはそのシリーズでバラックシュバインシュタイガーポドルスキー、そして代表漏れしたクラニー(泣)がありました。クラニーは店内で流れていたアディダスのCMみたいなのにも出ていたのですが…。チェルシーファンとしてはバラックといきたいところもありましたが、バラックのは赤だったので・・・。バラックが好きという義理の弟のお土産にしました。彼なら赤も似合うでしょう。
そしてなんと!一部で話題のフートTシャツも売っていました!でもサイズが一番でかいやつ。店員さんに「違うサイズない?」と聞きましたがやはりない様子。去年のモデルだからもうないのかな。


その後さらに町の中央まで行き、バイエルン1860ミュンヘンのファンショップへ。これは通りをはさんで2軒が対峙しています。どちらも規模は小さいです。バイエルンのショップではネックストラップを買いましたが、1860のショップでは何も買いませんでした。1860のライオンのマークはすんごくかっこよくて好きなんだけど・・・。


で、その先に有名だというホフブロイハウスというビアホールがあります。ホフブロイは以前友達と有楽町で飲み会をやったところでも出てきた銘柄ですが、その総本山でしょうか。またミュンヘンといえば白ソーセージが有名なんだそうです。なのでホフブロイと白ソーセージ(プレッツェル付き)を注文して食べます。店内はバンドが演奏をしたりしてちょっと騒がしいのですが、自分の座った禁煙エリアは静かでした・・・といいたいのですが、途中から隣のテーブルにブラジル人が10人ぐらい登場。おまけになんかすっごい屈強な感じで殴られたら絶対死ぬ(笑)。大声であーだこーだと話してる。絡まれないようにそそくさと白ソーセージを無事いただいてお店を出ました。あ、白ソーセージの感想は「うまい」です。僕はグルメじゃないので正直なんでもいいんですよ。それにしてもうまかった。ただし、食べ方間違えちゃいましたけど。白ソーセージは本当は皮は食べないんだそうです。僕は普通に全部食べてしまいました。


ところで最初にオージーとブラジリアンがミュンヘンに多かったと書きましたが、ブラジル人はちょっとやな感じでしたね。僕の事は基本的に無視。日本なんて目じゃないのでしょうけど、どうせもう勝ち抜け決まっているんだからちょっとはイジってくれてもいいのに。一方オージーは結構フレンドリーです。まあ日本がクロアチアと引き分けたので彼らの立場が有利だからでしょうけど、「ビューティフルジョブ!」(たぶん川口のこと)などいろいろと話しかけられました。くそー、ブラジル人め…。


とまあ、そんなこと思いながらまずはアリアンツアレナへ。フランクフルトでもそうでしたが、どうせスタジアムは入れないんでしょうけど写真が取りたかったので。
僕の持っている鉄道パスは地下鉄は使えないので、ドイツへ来て初めて切符を買う。ミュンヘンの地下鉄はロンドンと同じでゾーン製。ゾーン1の切符を買えばいいのはわかるんだけど、それだけでいいのか?券売機には値段が2つ表示されるのです(あとで調べたら現金かカードかで値段が違うみたい)。心配になって券売機前で注意書きを読んでいたところ、「日本人の方ですか?」と声を掛けてくれた日本人女性がいて、その人が切符の買い方も説明してくれました。ありがとう!しかし、地下鉄は上下間違えちゃったけど (笑)。乗りなおしてスタジアム方面へ。15分くらいでアリアンツアレナのあるスタジアム到着。駅も新しいですね。


で、スタジアムへ向かったのはいいものの、予想通り近寄ることは出来ず。フェンス越しに写真を撮るだけじゃつまらないので、ぐるっと一周することに。
しかしこれが地獄の始まり。とにかくスタジアム自体でかいし近寄れないので、「ぐるっと一周」といっても相当な距離があるわけです。スタジアムの右側から裏に回ってぐるーっと一周。時間は3時ごろ。とにかく暑い。ペットボトルの水を持っていましたが、完全に温くなるし、半周位した所でなくなっちゃうし。


おまけに途中で気が付いたのですがぐるっと一周できない構造になっています。駅へ向かうための道がないのです!線路沿いに道があると期待していたのですが。どうしよっかなー、戻ろうかなーと思いましたが、線路をまたいで向こう側には線路沿いに駅へ向かう道がありそうだったので、車道の橋を渡り(歩道はあるようなないような)線路の向こう側に。そして駅に向かって歩きます。道路は舗装されていません。雑木林のようになっている中をひたすら前へ。10分以上歩きましたね。ラベンダーの香りは良かったのですが(笑)。駅が見えてきてやっと水にありつける・・・と思ったのもつかの間。なんと駅の入り口が閉まっているのです。そうです。スタジアムへ向かう側の入り口だけ開いていたのです。うそーん。さてさてどうしよう。線路の向こう側に行くための橋はない。今来たところをすべて戻っていたら 30分以上、いや1時間弱かかる。
しかたなく微かに向こうに見えるもう一個先の駅までさらに歩くことにしました。駅からさらに未舗装の道を5分程度。やっと舗装された道に出ました。そこは住宅地。これで倒れても何とかなります。「何でこんなところにアジア人がいるんだ?」みたいに見ている人もいましたけど。
さらに5分。やっと駅へ。命の水も購入。もちろん「ツヴァイ、ビッテ(2つください)」。1本は一気に飲み干し。生き返りました。


さてそこからどうするか。もう疲れたから帰ろうかと思いましたが、やはりオリンピックスタディオンを見ないわけにはいきません。ファンフェストもやっているし、地下鉄で移動。ファンフェスト会場は公園になっています。シュツットガルトニュルンベルクに比べると比較的静かです。平日だし、試合もウクライナvsサウジだし…。ちなみにここの入場でホフブロイハウスでお土産に購入したビアマグを没収(一時預かり)されました。お土産なのに投げたりしないって!


会場内をうろうろ。かなり大きめのファンショップのテントがあったので中に入ると本当にいろいろなグッズがありました。マッチTシャツもありますが、日本クロアチアとか、まだやっていない日本ブラジルなども。なんだ。どこでも買えるじゃん。日本のが多いのはやはりお土産大好き日本人のためかな。
いったんファンフェスト会場を出てその隣にあるオリンピックシュタディオンへ。元々バイエルンや1860のホームだったところです。2ユーロ取られる。進むと一番上の階層。すり鉢上に彫ったところにピッチがあります。ここで幾多の熱戦が繰り広げていたのかと思うと感慨無量ですが、その日はピッチ(トラック)上で何かイベントの設営(撤収?)をしていました。ちょっと興ざめ。でもいけてよかった。



その後再び会場へ。やはりオージーとブラジリアンが多くてオージーから声がかかります。ちょっとここでは書けない下の話題も…。バカは万国共通です。
で、試合が始まっていたので観戦。公園の湖に大型ビジョンがあって、すり鉢上の坂になっているところでみんな寝そべって観戦。上半身裸でいかにもヨーロッパ人の休日という感じ。割合はウクライナサポーターが2割。あとは中立?サウジサポはほとんどなし。レブロフのミドルシュートが決まったときには盛り上がりました。
僕は後半開始直後に会場をあとにしましたが、結果は4-0。さぞかし盛り上がったことでしょう。


地下鉄を乗り継いで途中から歩いて中央駅へ。そこからICEでアウグスブルクへ戻る。30分くらいで着いてホントあっという間でした。
アウグスブルクに付くとスペインチュニジア戦をやっていました。自分も駅のカフェバーみたいなところで夕食がてら前半だけ観戦。チュニジアがリードしていましたが結局後半逆転したようですね。


>>>第7日目へ続く
http://d.hatena.ne.jp/wm06_de/20060621/1150876003